なぜそんなウソを!? 元官僚が「桜を見る会」の名簿破棄問題をぶった斬る!

こんな嘘がまかり通る世の中で本当にいいんでしょうか?

今回は、元国税としてではなく、元官僚の視点で解説します!

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「桜を見る会」の名簿破棄問題

「桜を見る会」は、政府主催で税金を使って毎年行われていたものです。

今年は2019年4月13日に開催されました。

そして、その公的行事への招待者名簿について、共産党議員が同年5月9日に内閣府に対し資料要求しました。

資料要求とは、国会議員が法案の検討や行政の監視のために、各省庁に対して、様々な資料の提出を日常的に依頼することです。

この資料要求から行政の問題が発覚することもあり、各省庁の職員はどういう資料を出すかを相当検討し、政府が追及される恐れがあるような資料は、極力、野党には出さないように注意を払っています。

そして、なんと共産党議員が資料要求した5月9日に、その招待者名簿がシュレッダーで破棄され、電子データも削除されていたことがわかりました。

野党は、「安倍総理にとって都合が悪い名簿だったから証拠隠滅のために破棄した!」と政府を追及しています。

それに対し政府は「法律に則って破棄をしただけで、共産党の資料要求とは関係ない。」と言い張り、それ以上の説明をしないまま逃げ続けています。
 

名簿を破棄することはありえない!

私は、かつて文部科学省で官僚として働いていました。

その時にも、ある意味「桜を見る会」の招待者名簿よりも危険な名簿を作成し管理していました。

それは、法案を国会に提出する際に超重要な、政治家への説明周りのための名簿です。

法案を提出する際には、問題なく法案が可決されるように、事前に政治家に説明に伺います。

その省庁や法案に影響力がある順番に政治家に優先順位を付け、アポイントを取り、説明に行きます。
(私は政治家へのアポイント取りと名簿管理を担当していました)

当然、与党の政治家が優先順位が高く、大臣経験者や自民党の部会の役職者は絶対にはずせません。

大物政治家には、局長が対応し、次に、審議官、課長と並び、重要な政治家ほど役職が上の官僚が説明に伺います。

逆に野党は優先順位が低いので、ほとんどの場合は課長補佐(担当者レベル)が説明に行きます。

どうでもいい議員は資料を届けるだけだったりします。
 

名簿を見ると族議員や影響力の大きさがわかる!

つまり、その法案の説明回りの名簿を見ると、その省庁に影響力を持っている政治家や影響力の大きさが丸わかりということです。

法案を提出する度に、名簿を新たに作成するのですが、作成の際には、過去の名簿が必須です。

同じ省庁内の過去の説明回りの名簿をかき集め、漏れがないように名簿を作成しなければいけません。

仮に、重要な政治家が名簿から漏れていたりすると、大変なことになります。

下手したら法案が潰されることもあるし、嫌がらせを受けることもあります。

そのぐらい過去の名簿は大切です。

政府は「保存期間は1年未満だったので、法律に則り破棄した。」と言い訳していますが、名簿は超大切なので、1年たっても絶対に破棄しません。

つまり、、、
 

「桜を見る会」の名簿破棄は、証拠隠滅以外ありえない!

官僚は、基本、前例主義です。

過去の事績をすごく大切にします。

そんな大切な招待者名簿を破棄することはありえません。

翌年以降の招待者を検討したり招待者名簿を作成する際には、過去の名簿はなくてはならないものだからです。
 

名簿を破棄したのは官僚のミス

名簿をシュレッダーにかけ電子データを削除したのは、明らかに官僚のミスです。

本来なら、資料要求されても「個人情報である」という理由で個人名は黒塗りで出せばよかったのです。

それを、内閣府の担当者(担当課)は、「これを出したらヤバい!」と焦ってしまい、安倍総理大臣に忖度して、シュレッダーにかけてしまったのでしょう。
 

「誰でもわかるウソ」をつき続ける政治の醜さ

これは、内部事情を知っている人でなくても、誰でも「政府はウソをついている」とわかると思います。

そんな明確なウソをつき続ける政治とは、一体何なのでしょうか?

確かに「政治にウソはつきもの」かもしれません。

しかし、これからの時代もそのままでいいのでしょうか?
 

変化に対応できない者は滅び去るのみ

恐竜が滅んだのは急速な環境変化に対応できなかったからですし、ここまで人類が繁栄しているのも変化に対応できたからです。

道具を使い、火を使い、技術を伝承し、地球全土に適応しています。

成功する会社、成功する人も時代の変化にいち早く対応できた者です。

つまり、変化に対応できない者は、組織も個人も衰退し、滅びていくだけです。
 

急速な社会の変化に対応できていない政府と政治家

まさに今回の事件でも、巨大官僚組織と政治家は、今の社会の変化に全く対応できていないことが露呈しました。

政治家は、恥ずかしいウソをつき続けて時間切れを狙っているし、省庁も沈黙し、嵐が通り過ぎるのを待っているだけです。

いまだに「力づくでウソを押し通す」というこれまでのやり方を踏襲しています。
 

平気でウソをつく政府、そして実は、税務署も・・・

このように政府は平気でウソをつきます。

そして、実は、税務署も・・・

違法な調査をやっている事実もあります。

これらも、おいおい話をしていきたいと思います。
 

政府も会社も私たちも変化していく時代

このままだと、日本は滅びます。

だから、私は私ができるところで、税務署や政府のことを暴露していきたいと思います。

ありがとうございました。